NHKプロフェッショナル「魂の酒、秘伝の技」杜氏の人柄に感動

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NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」で杜氏・農口尚彦さんが特集されていた。

■第139回 農口尚彦(2010年3月9日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

必見の立場なのだが、「まぁ観ておこう」程度の気持ちから感動に変わり、思わず2回も観た。

自分の雑感も含めてまとめとく。

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「愛情を持っとらな だめなんです」

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「まあ酒造りはなんてものは 「わかった」と思った時分はわからないんです」

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社長が言った言葉「この杜氏が うちの酒をどんどん おいしくしてくれます」

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「あんな人と二人三脚で出来たって、一生の幸せだなあと思います。」

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「一番の造りや」

プロフェッショナル(2010年3月9日) from bluesman7777 on Vimeo.


まずこの放送を構成・編集したスタッフにびっくり。

普通、酒造りの番組というと、一連の行程を万遍なく流すのが多くて、特に大きなタンクの中がプツプツと発酵してる部分が流れるもの。

今回は精米から製麹(せいぎく)までを徹底的にこだわっていた。

酒造りは「一麹(こうじ)、二酒母(しゅぼ)、三造り」と言われるのだが、一番重要なのがこの麹を作る室(むろ)のところ。

トラブルが起きる箇所などドラマチックな展開にしやすかった部分があるかもしれないが、ここにこだわった構成にセンスを感じた。

これぞプロフェッショナルかと。


次に農口さんが最初に杜氏になった酒造会社の柳辰雄社長。

杜氏がクローズアップされているので、社長はあまり出てこなかった。

酒がうまく造れなくても、「この杜氏が うちの酒をどんどん おいしくしてくれます」なんて発言、そうそう出来ない。

杜氏を育てる環境のために相当な設備投資をしたはずだし、そんな若者を信じた社長に感動。


酒屋の蔵人の仕事が色々と出ていたが、全国どこの蔵も最低限のことはやってる。

農口さんの仕事内容ももちろん全部は出てなかった。

60年酒を作られた「神」と呼ばれる杜氏が、「一番の出来」の麹で造られる今年の酒は、間違いなく売切れになるだろう。

■日本酒は加賀の蔵元鹿野酒造の常きげん


個人的に一番すごいと思ったのが、農口さんの人柄。

どんなに褒められても天狗ならずに、ほんとうに謙虚だ。

孫ぐらいの蔵人にも決して呼び捨てにしてる感じじゃないし、奥さんに対しても、照れておられたものの愛情が滲み出てる。

最後に「プロフェッショナルとは」の問いに、「自分に厳しく」と。

「自分に厳しく、他人に優しく」とも取れるこの言葉に、とても重みがあった。

プロフェッショナルにまでは先遠いが、農口さんのこの言葉を教訓に努力をしなければと肝に銘じた放送だった。

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